スロー調理(スロークッカー)の仕方

調理家電

スロー調理(スロークッカー)って何?

スロー調理(スロークッカー)というのは、水を沸騰させずに行う調理です。75℃~90℃で煮込むんですね。ガスコンロの弱火状態と一緒です。

 

水蒸気が発生しないので水分が逃げていきませんし、具材の煮崩れもおきません。通常の圧力調理は100℃に沸騰させて加圧するので、当然、たくさんの水蒸気が発生し煮崩れもおきやすいのです。

 

ちなみに、もっと低い温度(50℃~70℃)で長時間加熱し続ける低温調理という調理法もあります。スロー調理や低温調理だと、熱によって具材の栄養素が逃げていきにくくなりますので仕上がりが違ってきます。

 

電気圧力鍋によっては、スロー調理機能はあっても低温調理機能がついてないものもあります。僕が使っているのもそうです。

 

スロー調理の仕方

長時間水につけたあと水気を切った金時豆を用意しました。前回、普通に加圧調理した記事を書きましたが、その時に余ったものです。

 

基本的にレシピ本に書いてある分量で作ります。具材を買った時に、パッケージの裏にレシピとか書かれていることありますよね。

 

大体は、電気圧力鍋のレシピ本に書かれたいるものと同じなのですが、使う分量が違います。この分量を間違えると失敗しますので気を付けて下さいね。あくまで電気圧力鍋用に作られたレシピ本通りの分量で作ります。

 

電気圧力鍋に金時豆を入れ、そのあとにつけ汁を入れます。つけ汁の分量は、金時豆250gに対して、水:500ml 砂糖:180g 塩・小さじ1/2です。

 

用意した金時豆は200gなので、つけ汁の量も調整します。スーパーで250gとか500gとか、ちょうど良い分量の金時豆は売ってませんでしたので仕方がないです。

 

ちなみに今回、砂糖は三温糖を使いました。ちょっと安く売っていたからです。上品な甘さがいいですよね。

 

グラニュー糖、上白糖、三温糖、てんさい糖、中双糖など色々な種類の砂糖がありますよね。どれも一通り使ったことがあります。

 

つけ汁を入れたら上から、アルミ箔をかぶせます。中心に1cmほどの穴をあけています。ここまでは、加圧調理の時と同じですよね。で、ここからが違います。

 

操作パネルの真ん中上にスロー調理というボタンがあるのが見えますか?スロー調理ボタンを押してタイマー8時間にセット。スタートボタンを押します。8時間って長いですよね。夜準備して翌朝出来上がりとか、出勤前にスタートさせて、帰宅時に出来上がりとか、そんな使い方でしょうね。

 

スロー調理は時間がかかる

スロー調理のデメリットはとにかく時間がかかるということです。水分を100℃に沸騰させないので仕方がありません。

 

ただ、電気圧力鍋のいいところはガス調理と違って火加減を都度、確認する必要がなく、終わったら自動で終了しますので、ほったらかしにできることです。

 

ちなみにスタートして30分後の状態は何も変化ないです。通常の加圧調理なら、ここから蒸気が漏れて赤いボタンがピョコンって飛び出します。

 

でも、スロー調理の場合、75℃から90℃くらいの温度で調理するので、そもそも蒸気が発生しません。なので、赤いボタンも元の状態から変化しないんですね。このままの状態で8時間後を楽しみにしておきましょう。

 

そして8時間後。出来が上がりました。赤いボタンは飛び出てこないので、終わればすぐにフタを開けられます。ここも加圧調理と違うところですね。

 

通常の加圧調理だと中の水蒸気が充満して圧力が高い状態なので、すぐに蓋を開けられませんが、スロー調理だと水蒸気が発生しませんので、そんなことはありません。

 

すぐに蓋を開けられます。そして8時間が過ぎたら、自動的に1時間の保温状態に入るんですね。1時間過ぎれば、保温状態も終了となります。

 

ちなみに保温機能は1時間でおわりです。それ以上長い時間の保温機能ありません。温めなおしという機能もありますが、1時間が上限です。

 

食感がちょっと違う

仕上がりはこんな感じです。仕上がりは通常の加圧調理とあまり変わりませんね。見た目ですが、長時間水につけて水気を切ったとき、かなり色落ちしてましたが、スロー調理によって少し色がもどりましたね。

 

通常の加圧調理のときは、もっと濃い状態で色が戻ったのですが、スロー調理の場合はそれほど色がもどらず、水気を切った後のものをちょっとだけ濃くした感じです。

 

で、味ですが加圧調理とあまり違いはないと感じました。違うのは食感ですね。スロー調理の方がやや歯ごたえがある感じです。

 

微妙な差なので変わらないという人もいるかもしれません。加圧調理のように蒸気によって短時間で圧力をかけるのではなく、低温でじっくり煮込むという調理法の違いだと思います。

 

劇的に変わるというわけではないですが、時間に余裕のある方にはおすすめの調理法ですので、参考にしてみて下さいね。

 

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