お祝い事の季節

新生活

お祝い事

春になるとお祝い事が多い時期になります。春には卒園、卒業、入学や節句、出産や結婚、中にはマイホームを建てたなんて人も多いのではないでしょうか。また会社などでは、栄転や昇進などといったお祝い事も多いことでしょう。

 

親戚や友人にこのようなお祝い事があれば、一緒に喜ぶ気持ちを伝えてあげるのが良いと思います。その場にあった物を贈るのも良いでしょうし、何をあげれば良いのかわからなければ、お祝い金を渡すのでも良いでしょう。

 

またお祝いの品を贈る時には、メッセージなどを添えて贈るのも良いでしょう。直接渡せるときは、お祝いの気持ちを伝えられるので、メッセージカードなどは必要ないかもしれませんが、やはり一言メッセージの付いた贈り物は、頂く方としても嬉しいものです。人間関係を円滑にする為にも、ちょっとした気配りとしてメッセージを添えた贈り物をするのも良いのではないかと思います。

 

お祝い事の時に渡す贈り物は、意外と頭を悩ませます。お祝いの内容によっても贈る品は変わってきますが、最も重要なのが相手に気に入ってもらえるかどうかというところではないでしょうか。事前に相手が欲しがるような品物をリサーチできればよいですが、なかなかそういうわけにもいきません。

 

また話題性を求めすぎて面白い贈り物を選ぶときには、相手に失礼になるような物を贈る事にならないように注意しなければなりません。どんな場面でも贈って喜ばれるお祝い品は、やはりお花や普段使えるようなアイテムではないでしょうか。どんな贈り物が適しているのかを見極めるのも、大人のマナーとして大事な事ではないかと思います。

 

 

新築祝い

人生最大の買い物と言われるマイホーム。そのマイホームを新築するということは一生の中でも度々あるものではないでしょう。新築のお知らせを受けた時には、新築祝いをするのがマナーだと思います。新築祝いには、新しい家を建てたことに対する祝福と、そこで暮らす新しい生活を応援する気持ちとが込められたお祝いになります。

 

是非、新築のお知らせを受けたなら、新築祝いを持って伺うようにしましょう。新築祝いのプレゼントは新築披露の日、その当日に持参するのが一般的です。持参できないような大きなものを贈りたい時は、招待された日の前日までには届くように手配しましょう。また、新築披露パーティなどに招待されているのであれば他の出席する人のことを考え、その人の手前ではお祝いを渡しづらいような時がありますよね。

 

このような場合にも、お祝いの品は事前に贈っておくのが無難でしょう。またお祝いの品は、新居を見て、その雰囲気やその時点で必要とされているものを贈りたいという方なら、新居お披露目会には何かお菓子やお花などの手みやげを持参し、お祝いは後で渡す上を伝えると言うのでも良いと思います。後から贈る場合には遅くとも1ヶ月以内に、新居祝いのプレゼントを贈るようにしましょう。

 

新築祝いには赤い物や火に関連するような物を贈るのはタブーとされています。これは火事などを連想させるためだそうです。また友人であれば、カタログギフトのような好きな物を選べるという形での新築祝いでも良いですが、目上の人などには、このような贈り物ではなくきちんと自分で選んだ贈り物を、新築祝いとして贈るのが良いそうです。

 

 

入学のお祝い

この時期になると入学のお祝いがありますね。特に小学校の入学ではその子の成長に対して、高校・大学といった入学試験があるような学校への入学では本人の努力の結果に対してお祝いを贈るという意味合いが強いようです。

 

入学のお祝いには、学校で使うような品物や、図書券、時計などを贈る事が多いそうです。親戚などの入学祝いでは、子供が欲しがるようなゲームやおもちゃなどを贈るという人もいます。またお孫さんの入学祝いに勉強机やランドセルといった大きな物を贈るという人もいるそうです。

 

入学祝い、入園祝いは、入園や入学が決まったらなるべく早く、遅くとも入園式・入学式の2~3週間前までには贈る様にしましょう。身内だけでお祝いするのが普通なので、とくに親しい場合以外は友人から贈る必要はありません。入学祝いには贈ってはいけないというものは特にないので、子供や親が喜ぶような物を贈るのが良いと思います。

 

しかし、親戚同士でプレゼントする物がかぶらないように、打ち合わせをしておく必要はあるでしょう。一番無難な入学のお祝いは、文具券や図書券といったこれから先、必ず使うような金券を贈るという人が多いそうです。

 

また入学祝いに現金を贈るのであれば、入学祝い金として熨斗袋に入れ、金額は血縁の深さや入学する子供の年齢などによっても変わってきますが、5000円から1万円程度が一般的なようです。何を贈るにしても、一番に入学をお祝いする気持ちを伝える事を忘れないようにしましょう。

 

 

還暦のお祝い

還暦とは、干支(十干十二支)が一巡し、起算点となった年の干支にふたたび戻ることで、通常は人間の年齢について言い、数え年61歳(生まれ年に60を加えた年)を指します。本卦還り(ほんけがえり)ともいう事もあるそうです。日本における還暦の祝いでは、本人に赤色の衣服(頭巾やちゃんちゃんこなど)を贈ります。

 

かつては魔除けの意味で産着に赤色が使われていたため、再び生まれた時に帰るという意味でこの習慣があるそうです。外国でも還暦のお祝いに似たものがあり、60周年のお祝いにダイヤモンドを贈るという風習があるそうです。結婚の60周年記念の事をダイヤモンド婚と呼ぶのは、この60周年のお祝いにダイヤモンドを贈る風習から来ているそうです。

 

還暦のお祝いは長寿のお祝いですが、60歳と言えばまだまだ現役で働いている人も多い年代です。還暦のお祝いに赤いちゃんちゃんこや赤い頭巾といった定番と言われる贈り物がありますが、最近ではこのような贈り物はあまり喜ばれないケースも多いそうです。赤いアイテムであれば魔除けという意味合いは保たれる為、赤色に関係した本人の喜ぶアイテムを贈る事が多くなっているそうです。

 

男性であれば、マフラーやゴルフ・釣りといった趣味に使う道具などで赤い物を贈るといったケース、女性であれば赤いショールやエプロン、ひざ掛けといった日常で使える物を贈るケースが増えています。また赤い物ではないですが、旅行やレストランのディナーなど夫婦そろって楽しめるような物をプレゼントするといったケースも喜ばれるそうです。

 

長寿のお祝いとともに、日頃お世話になっているお礼をするという意味でも、還暦のお祝いには相手が喜ぶ物をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

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