バス・トイレの除湿機はつけっぱなし
ここでは部屋を汚さず使うために入居前に確認しておくことを僕自身の体験から解説します。トイレは前と比べてほぼ変わりはありませんでした。一方お風呂は広くなりましたね。一般家庭で入れるくらいの普通の大きさです。
というか、前の部屋のお風呂は70センチ×70センチくらいの正方形の箱型で脚を曲げてでないと入れないくらいの大きさしかなかったので結局一度もお風呂を使うことはありませんでした。
また、トイレ、浴室ともに除湿器があるのも嬉しいですね。これがないとカビが発生しやすくなります。前の部屋でも除湿器はあったのですが、使う時以外は稼働させていませんでした。そうなると、使った後の湯気が、ドアをしっかり締めないと浴室から出てくるんです。
湿気はカビの原因になる
以前の部屋は浴室を出るとすぐに玄関だったんですね。逆を言えば玄関のドアを開けるとすぐ横に浴室があり、さらに隣にトイレがあったんです。で、浴室出るとすぐ玄関があるということは、浴室を使った後の湯気がドアから漏れるわけです。
それが玄関のドアに伝わっていって水滴となり流れ落ちてカビの原因になるんです。夏はまだしも、冬だと、玄関の寒気と浴室の暖気が混ざるとどうなるかはイメージできると思います。おそらく、びっしりと水滴がドアについていたのでしょう。
僕は気づかずそのまま放置していたのですが、気が付くと玄関のドアは真っ黒な黒カビが発生していました。当時は、パッと見たところ外からの汚れだろうとしか思っていなかったのですが、その汚れ(=黒カビ)は、拭いても取れなかったです。
それだけだったらいいのですが、それが原因でドアの鍵が緩くなり鍵がかかりづらくなってしまったこともありました。これは実際に鍵を修理してたもらったときに業者の人から言われたことですが、結露が原因でドアノブ内部にも水滴が発生し鍵がかかりづらくなっていたということです。
ストーブの使い方は要注意
前の部屋に住み始めた当初は、備え付けのストーブなんてのはなかったので自分で買ったポータブルタイプ(持ち運びできるタイプ)の石油ストーブを使ってました。が、これもちゃんと使わないと結露するんです。
どういうことかというと、ポータブルタイプの石油ストーブは暖気と一緒に排気もされるんです。そのため部屋は暖かくなるのと同時に空気も徐々に悪くなり、定期的に換気をしなければいけなくなるんです。
そして部屋の暖かさと窓の外の冷たさの温度差の影響もあって結露が発生します。窓に水滴がびっしりつくんです。窓についた水滴を、その都度拭き取ったり、あらかじめ窓に結露防止用の水滴吸収のシートなどを貼っておけば、それでも良かったのですが、僕はこれも放置していました。
その結果、窓の下のスペース部分に大量の黒カビが発生してしまい、取れなくなってしまったのです。別に部屋に黒カビが発生しても気にしねーよなんて思っている方もいると思います。が、スルーしてはいけません。黒カビを放置していると、部屋を引き払うとき原状回復でお金がかかるのです。
タバコのシミと黒カビ汚れが一番多い
引越しの際に不動産業者から言われたことなのですが、部屋を引き払うときに一番汚れがひどいのはタバコの汚れと黒カビだそうです。特に黒カビは多くの人が放置させるため原状回復もそれなりにお金がかかるのだとか。タバコと黒カビがなければ、その敷金が全額戻ってくるケースがほとんどなのだそうです。
僕の場合はタバコは吸いませんので、その汚れはなかったのですが、黒カビのせいで敷金が戻ってくることはありませんでした。なので、部屋でストーブを使う際は気を付けて下さいね。ちなみに、その部屋は住んでから数年経ってから備え付けのストーブが設置されたのですが、プロパンガスで使用するものだったので使うと料金も高くなってしまい、僕は使ってなかったんです。
そし自分で買ったポータブルストーブをガンガン使い続けて、結露が発生していたことも気づかずにいました。なので、部屋に備え付けられた、あるいは最初から備え付けられているストーブというのは使うべきでものなんです。
場合によっては、備え付け以外のストーブを使ってしまうと大家さんに怒られたりすることもあるようです。
換気扇の位置をチェック
料理するときは換気扇をすると思いますが、ワンルームの場合は特に煙や臭いがこもります。キッチンスペースがあれば、料理中に換気扇をすれば問題になることはほぼないですが、ワンルームの場合は注意が必要です。ワンルームということは、区切られたキッチンスペースがないってことです。
なので、料理をして煙や臭いが発生すると、一気に部屋に充満してしまいます。僕の住んでいたワンルームアパートでは、ガス台から換気扇までの距離が4~5メートルありました。換気扇があれば確かに空気が循環されますが、換気扇までの距離がながいと、ある程度の煙や臭いが充満してしまいます。
もちろん、料理が終わった後でも換気扇を回し続ければ煙も臭いもなくなりますが、換気扇までのスペースに常に煙や臭いが充満することになります。あまり頻繁に料理をすると、あるいは煙やにおいが壁にしみこんでしまうことにもなりますので、注意する必要があります。
理想はガス台のすぐ上に換気扇があることです。通常はそうですが、ワンルームの場合ガス台から換気扇まで距離があることがあります。
窓の構造をチェック
窓の構造も大事です。網戸がついているか、二重窓かですね。網戸がついてないと夏の暑い時期に窓を全開にひらけません。特に夜は明かりを求めて虫が部屋の中に入ってきます。僕が住んでいたときは、蚊やハエ、ハチはもちろん、鳥までも紛れ込んできました。
鳥は部屋の中で飛び回り、なかなか外に出て行ってくれないので面倒でしたが、ハチの時は怖かったですね。ちょっと大きめのハチで、なかなか外に出られず怒っているのがはっきりわかりましたから。虫はよく部屋に入ってくるのですが、出ていくのは得意じゃないっぽいです。
窓が認識できないんでしょうね。透明の窓ガラスと実際の外の景色の区別が付かないのでしょう。出ていくのに、なんども窓ガラスに突進してました。二重窓本当に大事です。僕の住んでた部屋は左右にスライドするタイプではなく押したり引いたりするタイプの窓だったので自分で網戸をつけることもできなかったのです。
網を買ってきて両面テープで付けてました。途中から剥がれましたが。そして二重窓。北海道など寒いところは必須です。特に鉄筋コンクリート造りの建物は寒いです。僕が住んでいたアパートは、1枚だけども分厚い窓でしたので、寒さは防げましたが、ちょっと不便でしたね。
1枚だけの窓で網戸がなく、開けるか閉めるかの二択しかなかったからです。押し引きタイプの窓だったので、ちょっとしか開けなくても風が吹いて全開になることもしばしばありました。スライドして開けるタイプの窓で網戸付き。これが理想ですね。そして窓の場所によっては外からの空気やほこりが部屋の中に入ってくることも気をつけなければいけません。
ホコリなんて普段気にならないのですが、掃除してみるとわかります。特に部屋の隅の方です。明らかに外気のホコリと思われる汚れ方。黒ーい汚れですね。網戸だったら幾分防げたのかもしれませんが、それがなかったためダイレクトに外気がはいってしまうと汚れ方が違います。